生産性向上には上流工程、製造工程の作業の精度を上げることが必要 問い合わせ

プログラマの業界が抱えている課題

現在プログラマの業界では二分化が加速しつつあります。一方は、高度な専門知識が重視される「知識集約型」。もう一方は、手入力が作業工程の大半を占める「労働集約型」です。
労働集約型の現場では、担当者がひたすら額に汗してコードを入力していかなければならないため、生産性を上げるのは容易ではありません。もちろん、単純に「労働時間を増やす」という手もありますが、サービス残業を歓迎する社員はいないでしょう。もっと効率的にプログラミングの生産性を向上する方法はないか、検討してみましょう。

プログラミングの生産性向上策1：プログラマの教育に力を入れる

基本的な手ですが、教育期間を設けて作業にあたるプログラマのスキル自体を向上させる方法があります。人間のプログラミング技能が高まれば、当然作業時間も短縮されて生産性が大幅にアップします。一人一人の社員に自発的な勉強を奨励するのも有効です。
ただし、会社をあげて全員参加型の講座を開くのは、時間・コスト的に考えて無理があります。そもそも、教育を施したからといって必ずしも全てのプログラマが劇的に技能アップするわけではありませんし、優秀な社員が知識集約型の現場に移籍してしまっては本末転倒です。やらないよりはマシ程度に考えるべきでしょう。

プログラミングの生産性向上策2：フレームワークのバージョンアップを図る

多くの労働集約型の現場では古いバージョンのフレームワークが使用され続けています。思い切って、最新のものにバージョンアップしてみるという手はどうでしょう。最新版のフレームワークは従来の物に比べ、機能性や操作性の面で遥かに進化しています。仕事の生産性向上にうってつけの策と言えるでしょう。
しかし、バージョンアップには当然コストがかかります。しかも新しいバージョンのフレームワークの使い方を覚えるためには余計な勉強時間が必要になります。やっと慣れたと思った頃にはまた新しいバージョンが登場…という悪循環に陥ってしまい、なかなかプログラミングの生産性向上に結び付きにくい問題があります。無論、いつまでも化石並に古いバージョンを使い続けるよりはマシでしょうが、根本的な解決策とは言い難いでしょう。

プログラミングの生産性向上策3：上流工程および製造工程の精度を高める

プログラミング作業の効率化を図るのが最も確実な方法です。上流工程、すなわちプログラムの設計・立案の段階で、少しでも作業時間を短縮するための工夫を講じるのです。
特に有効なのが「自動化」です。人間が手作業でコード入力を続けていると、必ずどこかでヒューマンエラーが発生します。全ての作業を自動化することは不可能ですが、必要に応じて自動化を有効活用すれば製造工程の精度向上に大きな効果を発揮します。